3頭のチワワと暮らしておられる飼い主様よりご相談を頂きました。
3頭のうちの1頭(長男くん)が、飼い主様が外出すると、寂しがって吠えてしまう。
さらに、その吠えに対して別の1頭(長女ちゃん)が、イライラして吠えており、2頭の仲も悪くて困っている・・・とのこと。
そこでご自宅に訪問し、実際の様子を見させて頂きました。
外出中の状況を再現するため、わざと犬たちを室内に残し、飼い主さんと僕は外に出て様子を観察してみます。
すると確かに、長男くんが吠えました。
ところが、数秒もすると自ら吠えやみます。
「あれ、すぐに吠えやみますね。これぐらいなら心配いらないのでは?」
と言うと、飼い主さんも「確かに数秒程度ですね・・・」とぽかんとした様子。
実は、外出後どれくらい吠えるか、観察はしたことがなかったらしく、ずーっと吠えていると思い込んでいらっしゃったようです。
犬が留守番の間、ずーっといつまでも吠えていたり、ウロウロしっぱなしで、不安で全く落ち着けないのは問題です。
ですが「すぐに自ら落ち着ける」なら、そこまで心配いらないと思います。
また、長男くんの吠えが少し長いと、長女ちゃんが一度吠えるのですが、イライラしているのではなく「落ち着いて!」といった様子。
長女ちゃんの吠えを聞くと、長男くんは吠えやみ、落ち着けていました。
2頭で一緒に行動する様子も見られ、仲もむしろ良いように見えます。
そして吠えで悩む方の大半が気にされるのが「ご近所迷惑ではないか?」という点。
しかし外で鳴き声を聞く限り、かなり小さなボリュームでしか聞こえませんし、鳴き続けるわけでもない。
さらに周囲も犬を飼っている人が多く、ご近所の方とも仲良くされている様子。
これらのことから、おそらくあまり気にされていないのでは・・・と推測。
実際に、飼い主さんからお隣の方に、「鳴き声がうるさくないですか?」と聞いて頂いたところ、むしろ気づいていなかったとのお返事でした。
これらの気付きや、感じたことを飼い主様にお伝えすると、それまで不安そうだった飼い主様の表情が明るくなり、ホッと胸をなでおろされていました。
後日頂いたメールでも、「これまでずっと感じていた不安が無くなり、落ち着いた気持ちで、愛犬たちと接することができるようになりました!」とのことでした。
犬は群れをつくる動物ですから、一緒に暮らす人の感情を読むのも上手です。
つまり、人が不安がっていたりすると、犬たちも不安になるんです。
犬たちを安心させるためには、まず人が穏やかにいられることがスタート地点です。
もし犬との暮らしで不安に感じたり、心配や悩みがある場合は、お一人で抱え込まず、僕たちのようなトレーナーにご相談下さいね!
「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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