以前、子犬にはお座りや伏せ以上に「色々なものに慣らす」ことが大切だと書きました。

では「お座りや伏せ」は全く意味がないのか?

いいえ、そんなことはありません。

ですが、「なぜお座りや伏せを子犬に教えるのか?」を意識できるかどうかで、単なる芸の一種になってしまうのか、もっと深いものになるのかが変わってきます。

さて、突然ですがクイズです。

子犬にお座り、伏せを教えるのはなぜでしょう?

「人の言うことを聞いてもらうため?」

確かにそういった一面もありますが、もっと重要な意味があります。

子犬のトレーニングは、犬に「学習の基礎力」を身に付けてもらうために。

そして人にとっては、「犬に対する接し方と、犬の気持ちを考えられるようになるため」に必要なんです。

子犬の頃から「犬に自ら考えさせるトレーニング」をしていくのはとても大切。

犬が、自分の行動に自信を持てるようになったり、人の言うことに対して、自分で考えて答えを出す力を身につけられます。

そして人は、犬に何かして欲しい時に、どうアプローチすれば良いかがわかるようになります。

また、犬の仕草や表情を観察する機会が増えることで、気持ちを読み取る能力が身につきます。

つまりは「犬とのコミュニケーション力」が上がり、絆を深めたり、問題が起きた時の対処法を思いつけるようになるんです。

「犬に言うことを聞かせる」のも、これまでに書いたような犬と人の内面の向上がベースとしてあるからこそ、できるようになっていくんですね。

僕のトレーニングでは、飼い主さんに「トレーニング方法をアレンジしても構わない」とお伝えしています。

試してみようと思うアイデアが出てきたら、ぜひやってみて頂きたいです。

そうすることで、より一層飼い主さん自身の「犬とのコミュニケーション力」が上がるからです。

もちろん思いついたアイデアが、やって良いことなのか、逆効果になるか判断できないこともあると思います。

その際は、ご相談頂ければお答えしていますので、ご安心下さいね!

のは「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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