元気なトイプードルの女の子、ゆりちゃん。
トイレを覚えさせたいとご相談を頂きました。
ご訪問してから、まず飼育環境全般や現在の状況についてお伺いしました。
それらを元に、色々なお話やアドバイスを差し上げます。
例えば、犬がどのように排泄場所を認識するか?といった習性について。
それに、トイレの環境づくりや、具体的な覚えさせ方などです。
ゆりちゃんの飼い主さんは、ペットショップから「トイプードルは勝手にトイレを覚える」と言われていたそうです。
これはある意味、正しいとも正しくないとも言えます。
犬は確かに、自ら排泄場所を決める動物です。
気づいたらいつも部屋の隅の同じ場所で排泄しているね、といったことは良くあり、その行動は犬の習性にもとづきます。
しかしながら、「放っておけば、人の都合の良い場所に置いたシーツの上で、バッチリ排泄してくれるようになる」ということではありません。
犬の習性も上手につかいながら、トイレトレーニングをする必要があるんです。
そのあたりの店員さんの説明が、曖昧だったのかな?と感じました。
また驚いたのが、トイレを失敗したときに叱るように言われたそうです。
これは残念ながら、全くオススメしない方法です。
確かにひと昔前は、トイレを失敗したら排泄物に顔を擦り付けて叱れ!といったことが当たり前のように言われていました。
しかし犬の排泄を叱ると、「排泄したらダメなんだ・・・」と思い、人から隠れて排泄をするようになる可能性があります。
最悪の場合、排泄を我慢し続けて、病気になってしまう子すらいます。
トイレのしつけは、どれだけ成功させて褒められるか?が決め手。
そのために、「犬の習性にのっとって、トレーニングできないか?」
「どうすれば失敗させないトイレの環境を作れるか?」
「トイレを成功した時に、バッチリのタイミングで上手に褒めてあげられるか?」
などを意識しながら、教えてあげるようにして下さいね。
人と犬の気持ちを大切にがモットー!
ドッグトレーナー岡元です!
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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