「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!
先日、とある盲導犬の育成施設を
ご訪問させて頂きました。
どうしても知りたいことが
2つあったためです。
1つは、目が見えない方に
どう接するべきなのか?
を知りたかったからです。
僕の住んでいる地域には、
視覚障害者の方のための学校があります。
ですので、目の見えない方や
見えづらい方を、良くお見かけします。
(視覚障害者とひとことに言っても、
完全に見えない方もおられますし、
ぼやけて見えたり、一部が見えない等
人により様々だそうです。)
先日、横断歩道を渡ろうとしていた
視覚障害者の方に声をかけて
一緒に横断したのですが、
その方と別れた後、
色々気になることが出てきました。
「声かけで驚かせていなかったかな?」
「横断後、すぐに別れてしまったけど
周囲の状況をお伝えしてから
別れた方が良かったのかな?」
「白い杖をついておられる方と、
盲導犬を連れている方では、
接し方が異なるのかな?」
などなど。
このあたりを
ちゃんと知っておきたい
と思いました。
そして2つ目は、
「盲導犬は大変な仕事を
させられていて可愛そう」
という意見は、果たして正しいのか?
を知りたかったからです。
個人的には、
家庭犬には家庭犬。
盲導犬には盲導犬の人生
もとい犬生があり、
どちらの犬生が良いとは言えないと
思っています。
留守番が少なく、常に飼い主さんと
一緒にいられるという面では、
正直、盲導犬の方が良く見えます。
それに、よく盲導犬に使われている
ラブラドールレトリバーなどは、
もともとかなりの運動量が必要だったり、
何らかの役割を与えられるのが
好きな面があります。
では逆に、家庭犬の
ラブラドールレトリバーが
可愛そうなの?
というとそれも違うと思います。
ドッグランなどで、
嬉しそうな笑顔で駆け回っている
彼らを見ていて、
そこに悲哀は感じられません。
留守番が長いからと言って、
やさぐれて飼い主さんを
嫌いになる子も、
見たことがありません。
「盲導犬は大変だから可愛そう!」
「家庭犬は留守が多いし
役割が無くて退屈!」
どちらの意見も耳にしますが、
結局は人間が、勝手に主張しているだけ。
犬に「君は幸せかい?」と
聞いたわけでもなければ、
それぞれの犬の様子を
見て回ったわけでもありませんよね?
僕は、幸せそうな家庭犬に
会ったことなら、あります。
トレーニングに行かせて頂いた方の中で
何人かがラブラドールレトリバーを
飼っておられましたので。
(中には、盲導犬を引退した子や、
キャリアチェンジ犬もいました。)
彼ら、彼女らは、
どう見ても飼い主さんのことが
大好きでしたし、
一緒にトレーニングしたり
遊んだりしている姿は、
実に嬉しそうで、
生き生きしていました。
ですが、盲導犬には
少しだけすれ違う程度で、
それ以上の関わりはありませんでした。
なので、
普段なかなか会う機会が無い
盲導犬に会って、
幸せなのかどうなのかを
見てみたいと思ったのです。
残念ながら、僕は
アニマルコミュニケーターではないので
犬の様子を見て、
幸せを感じているのか
どうなのかを推測するしか
ないのですが・・・
それでも、見てもいないのに
イメージだけで決めつけるのは
嫌だったので。
えっらい長くなったので、
盲導犬育成施設に
ご訪問した時の話については
次回へ続きます。
よろしければ
お付き合い下さい。
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