「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

前回に引き続き、盲導犬のお話です。

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盲導犬

 

「目が見えない方には

 どう接するべきなのか?」

 

「盲導犬は大変な仕事をさせられて

 かわいそう、という意見は

 果たして本当なのか?」

 

これら2つについて知るために、

とある盲導犬の育成施設を訪れました。

 

 

思い思いに過ごす犬たち

訪問した日は、盲導犬育成施設の

同窓会のようなイベントがある日でした。

 

現役の盲導犬の他に

候補生の仔犬たち、引退犬、キャリアチェンジ犬と

彼らの飼い主さんたちも集まっています

 

 

施設に入った途端、目に飛び込んできたのは、

たくさんの人と犬たちの穏やかな表情。

 

現役の盲導犬たちも、

飼い主さんの元で休憩している犬もいれば、

他の犬と楽しそうに遊んでいる子もいます。

 

 

普段はキリッとお仕事している

イメージのある盲導犬ですが、

お家ではどうなんだろう?

 

そう思っていましたが、

家庭犬とそんなに変わりはなく、

飼い主さんに甘えたり、遊んだりして

過ごすそうです。

 

こんな言い方が良いのかわかりませんが、

盲導犬も、普通に遊んだりするんだなあ。

そう思いました。

 

 

盲導犬の歩行体験

「盲導犬の歩行体験」をさせて頂けました。

想像していたよりはるかに

盲導犬の存在が頼りになりました。

 

左手で盲導犬を持って

目を閉じて歩いたのですが、

左側の安心感がとてつもなかったです。

 

盲導犬ユーザーの方々の

盲導犬に対する信頼感は、

かなり強いように感じていましたが、

歩行体験を通じて

その理由がわかった気がしました。

 

 

合わせて、盲導犬をお連れの方に

お声掛けをする際はどうすれば良いのか?

についても教えて頂きました。

 

当たり前ですが、目の見えない方や、

盲導犬に急に触れるのはNG。

 

ごく普通に

「盲導犬をお連れの方、

 何かお手伝いできることはありませんか?」

などと話しかけて頂ければ、とのことでした。

 

ちなみに、最初に「盲導犬をお連れの方」と

呼びかけるのは、誰に話しかけているか

わかりやすいからです。

 

 

盲導犬はかわいそう?

今回の体験や、盲導犬の飼い主さんの話、

盲導犬たちの様子を見て、

改めて感じたことがあります。

 

それはやはり、

「盲導犬も家庭犬も、

 どちらもそれぞれの幸せがある」

ということです。

 

確かに、一生のうち何回も

飼い主が変わっていくのは、

寂しく思うかもしれません。

(盲導犬ユーザーの方も、

 申し訳なく思ったり、

 悩む方が少なくないそうです。)

 

でも、盲導犬ユーザーである

飼い主さんからの信頼を感じながら、

いつも一緒にいられたり。

 

外では自分の役割を自信たっぷりにこなし、

家の中や、自由にして良い場所では

たっぷり飼い主さんに甘えたり、

やんちゃに遊んだり、

メリハリある生活がおくれるなど。

 

一般の家庭犬とは少し違うものの

そこには充実感があるように感じます。

 

そして今日見た、彼らの生き生きした表情。

あれは普段から幸せじゃないと

できない表情でした。

 

 

単純に、あっちは幸せ

こっちはかわいそう。

そういう話ではないと思います。

 

みなさんは、どうお考えになりますか?

 

 

大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。

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