「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

昨今の褒めるしつけの流行もあり、

「叱るよりもたくさん褒めて」いう言葉を

よく聞いたり、目にすることが

多いのではないでしょうか。

 

でも、良く叱ってしまう飼い主さんほど

「うちの子、褒めるところが

 見つからないの・・・」

とお悩みになる方が多いです。

 

ちょっとまって!

褒めるところ、本当にありませんか?

いっぱい見逃していませんか!?

 

頭を撫でられる犬

 

できる所よりできない所に目が行きがち

人は、できる所や長所より、

できない所や短所に目が行きがちです。

 

例えば、最初は熱心にトイレのしつけをして

成功する度に褒めていた飼い主さんも、

犬がトイレをシーツにすると覚えたら

途端に褒めなくなってしまう。

 

練習中は何か進歩があるごとに

飼い主さんも「嬉しい!」という

気持ちになるので、自然と褒められます。

 

ところが、犬が行動を覚えてしまうと、

「できて当たり前」という

気持ちになってしまうんです。

 

 

でも教えたことを覚えて

繰り返してくれるのって、

犬にしてみたら

「ちゃんとスゴイこと」です。

 

だって、犬は本来

オシッコをトイレシーツにする

生き物ではありませんよね。

なのに、人間の都合でして欲しい事を

しっかり覚えてくれているわけですから。

 

 

確かに、いつまでもお祭りのように褒めて

特別なオヤツを与え続けるわけには

いかないかもしれません。

 

でも、ちゃんと覚えてしてくれているのなら

褒めてあげても良いのではないでしょうか?

時にはご褒美だって、

あげても良いかもしれない。

 

褒められる方が嬉しいし

やる気になるのは、

犬も人間も一緒ですもんね?

 

 

今できない事にばかり目を向けないで

犬に何か教えて、無事覚えてくれたなら

次はまた新しいことを教えますよね。

 

トイレを覚えたら、次はクレートに入るとか

留守番の練習だとか。

あるいは、お座りや伏せとか、

ちょっと楽しい一芸だとか。

 

そんな時、今教えようとしている事を

なかなか覚えてくれなかったなら、

あなたはどう思うでしょうか。

 

「もう! なんで覚えてくれないの!?

 ほんとうちの子、ダメなんだから!」と

できない事にばかり

目がいってしまうのなら、要注意です!

 

 

できない事にばかり目が行くと、

ガッカリしたり、イライラしてしまいます。

何か他のことで、褒める所があっても、

それには気づいてあげられなかったりもします。

 

犬は飼い主さんの感情を、敏感に感じ取ります。

飼い主さんはイライラ、犬はオロオロ・・・

それでは悪循環です。

 

 

上手くいかない時こそ、

褒めてあげられるところや、

犬の長所を、思いつく限り挙げてみませんか?

 

すでに覚えてくれている事だけでなく、

飼い主さんを大好き!でいてくれるのも

立派な長所です。

 

そんな風に考えてあげられたなら、

もっと犬に優しく

接してあげられるかもしれませんね!

 

 

大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。

子犬のしつけ、困った行動の改善など

お気軽にご相談ください!