「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

犬を褒めるタイミング、ズレてませんか?

頭を撫でられる柴犬

犬に何らかの行動を教える時は、

その行動をとった瞬間に褒めます。

しばらくたってから褒めても

犬には伝わりません。

 

これはなんとなく

イメージしやすいかと思うのですが、

意外と褒めるタイミングを

外してしまっている方も多いです。

 

犬にわかりやすいタイミング

例えば、お座りを覚えさせたいなら、

お座りした瞬間にタイミングよく褒めると、

犬は「座る=褒められる」と理解します。

そうすると、だんだんお座りを覚えていきます。

 

ところが、良く見かけるのが

褒めるのが遅れてしまい

別の行動を褒めてしまっていること。

 

座ったのは良いけれど、

ソワソワキョロキョロしているのを

褒めてしまうと、

「落ち着き無くソワソワする」ことを

覚えさせてしまう可能性があります。

 

すぐに立ち上がってしまった場合、

もしそこで慌てて褒めてしまうと

「立ち上がる=褒められる」

覚えさせてしまいます。

 

 

人間の子供なら言葉が通じるので、

何か行動を起こしてから

しばらく時間がたっても、

覚えて欲しい行動を褒められます。

例えば「椅子に自分で座れたね、えらいねー」

といった具合に。

 

ところが、言葉が通じない犬は、

褒められた瞬間の行動が

求められていると、誤解してしまうのです。

 

 

褒めても、やって欲しい行動を覚えないで

な~んか違う行動を覚えちゃう!

 

という場合は、

褒めるタイミングがズレてしまっており、

犬にわかりにくい伝え方になっていないか?

別の行動を褒めてしまっていないか?

なども考えてみて下さいね。

 

 

上級編:褒めるタイミングを変える

褒めるタイミングを変化させることで、

覚えさせる行動も変えられます。

 

たとえば、

すでにお座りを覚えている犬の

レベルアップをしたい場合、

わざとお座りした瞬間に褒めず、

ちょっと様子を見てから

褒める場合があります。

 

お座りした後、飼い主さんの方を見て

少しじっとしている時に、褒めます。

 

上手くできたなら、じっとしていられる時間を

少しずつ伸ばしていきます。

 

 

こうすることで、お座りした後

すぐどこかに行ってしまったり

他に気をとられたりせず、

座って飼い主さんに注目したままでいる

という行動を教えられます。

 

 

何の行動を覚えさせたいのか?

いつ褒めるのがベストタイミングなのか?

 

これを考えられるようになると、

あなたの犬とのコミュニケーション力が

アップするかもしれませんよ!

 

 

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