いきなり暗いタイトルですが・・・。

みなさまは愛犬の死について考えたことがありますか?

「そんなの想像したくない!」ですか?

その気持は痛いほどわかりますが、生き物にとって死は避けられないもの。

まして犬は、人より寿命が短い動物。

事故や病気で突然亡くなる可能性もあります。

本当なら、犬を迎え入れる時点で、いずれは亡くなるということも意識しておくべきなんです。

というのも、愛犬を亡くされたあと、後悔される方がとても多いからなんです。

「もっと一緒に遊んでやれば良かった」

「たくさん想い出を作ってやれば良かった」

死を意識せずにいると、愛犬が亡くなってから、○○すれば良かったという後悔がどんどん出てきます。

この後悔は、ペットロスが長引く要因としても、とても大きい理由になり得ると感じています。

愛犬との楽しい時間は有限なのだと意識していると、もっと○○してあげよう!と考えることができます。

些細なイタズラをしたからと犬とケンカせず、「このやんちゃな行動も、良い想い出になるんだろうなぁ」と感じることができるようになります。

以前、平日はお仕事の時間が長く、休日しか犬と遊んでやれないという飼い主さんから、こんなご相談を受けました。

「普段は遊べない時間が多いから、休日もあえて遊びを少なめにしてあげるほうが、犬にとって良いのでしょうか?

遊びを覚えてしまうと、平日の遊べない時間の方が長いので、この子のストレスが大きくなってしまうような気がして・・・。」

この飼い主さんは、とても犬想いの方で、平日と休日のギャップで犬を苦しませないかと心配されていました。

確かにそういった考え方もあるかもしれません。

ですが、愛犬との時間が有限だと考えたら・・・?

きっと遊ばない選択をしたことに、後悔すると思いました。

そこで僕はこう答えました。

「遊べる時は、思いっきり遊んであげて下さい。

この子はいずれ、飼い主さんより先に死んでしまいます。

その時、犬と飼い主さんに、楽しい想い出があまり残らないよりも、たくさん残った方が良いのではないですか?」

そう伝えた時、飼い主さんの目から迷いが無くなるのが見て取れました。

今この飼い主さんは、休日はもちろん、平日の朝晩も時間をとって、愛犬との散歩や運動を楽しんでくれています。

愛犬の最期を意識すると、一緒にいられる時間がとても尊いものと気づけます。

真剣に命と向き合うことができます。

一度、考えてみて頂きたいと思っております。

「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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