犬の気持ちに寄り添ったトレーニングを!

ドッグトレーナー岡元です。

チワワのメルちゃん

愛らしいこの子はメルちゃん。

生後2ヶ月のチワワの女の子です。

あまがみと、抱っこ時に唸るとのことでご相談を受けました。

飼い主さんは気が強いのかも?とも思っていたそうですが、カウンセリングに参らせて頂いたところ怖がりさんと判明。

抱っこも宙に浮くのが怖いようです。

僕から与えたオヤツは食べることもできず、遠くに離れてじっと身を守っていました。

子犬の頃は成犬より警戒心は低いものです。

ということは、もっと怖がりさんになってしまう可能性も!

そこで色々なものに慣らす方法をお伝えしました

動物の学習パターンの一つに、「後から出てきたものが好きなものなら、前に提示されたものも好きになる(前に提示されたものがすでに苦手でも、少しマシになる)」というものがあります。

例えば「人を見る→大好きなフードを与える」などといったことを行うと、人は怖がらなくて良い存在なんだ、と伝えられます。

以前のブログで書いた、手足を触られたりブラシを嫌がるチワワちゃんを食べ物で慣らしたときは、まさにこの法則を使っていました。

メルちゃんの場合、抱っこの後にもおいしいフード。

そして抱っこでお外に散歩に出て、様々なものを無理なく経験させつつ、人や犬、車を見たり、何かの音が聞こえたときもおいしいフード・・・

と、様々なものに慣らす練習をとにかくたくさんしてあげて、とお伝えしました。

(もし食べられるのなら、他人からおいしい物を与えてもらうのも良い方法です。)

飼い主さんは、この練習をしっかり実践してくださいました。

初日はお外に抱っこで散歩に行っても、フードを食べる余裕がなかったそうです。

ところがやがて食べられるようになってきたとのこと。

二回目のご訪問では、メルちゃんの方から僕の手に近づいてきてくれたり、フードを食べたりしてくれました。

勇気を振り絞ってくれたね!

まだ緊張気味だけど、もっと仲良くなろうね!

ちなみに犬を様々なものに慣らす時は、怖がるものだけではなく「今はまだ怖がっていないもの」に予防として慣らしておくのも重要です。

子犬のころは全く反応しないものであっても、成長して警戒心が上がると、急に吠えたりするようになる可能性は、じゅうぶんにあります。

その代表が、人、犬、車、インターホンの音など。

怖がっていなくても、これらの刺激を見たり聞いたあとにお口においしい物を入れてあげたりして、あらかじめ印象を良くしておいて下さいね!

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ドッグトレーナーの岡元です。
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。

犬が人間社会で生きる上で、
人、犬、いろいろな物、音といった
様々な環境を避けて通ることはできません。

だからこそ、できるだけ
色々なものとの出会いを
「楽しいもの、嬉しいもの」と認識して
もらうのがとても大切。

そしてそのためには、
「後から出てきたものが好きなものなら
前に提示されたものも好きになる」
という原則がとても重要です。

たとえ迎えた時から怖がりさんであっても、
意識的に良い出会いを経験させて
怖がりを軽減する努力をしてやって下さい。
それが犬生を少しでも楽に送らせてあげる
優しさだと思います。
(もちろん無理させない範囲で・・・。)