「人と犬の気持ちを大切に」がモットー。
ドッグトレーナーの岡元です。
「皮膚疾患があり、市販のクッション素材のエリザベスカラーを着けたが、外そうとすると怒って唸り、触らせてくれない。
着けたままでいるのがストレスになっているようなので、なんとか外してあげられませんか?」
というご依頼を受け、レオン君の飼い主さん宅をご訪問しました。
レオン君、会ってみるととても人懐っこい良い子です。
穏やかそうだし、怒ったりするのかな?
と思いましたが、偶然でもエリザベスカラーに触れると「ウーッ」。
カラーがテーブルに当たっても「ウーッ」。
なるほどストレスになっているようです。
ですが理由があって着けたエリザベスカラーです。
本当に外して良いのか確認しましたが、肝心のエリザベスカラーが短すぎて、着けていても患部をなめてしまえるとのこと。
また「洋服のほうが慣れているため代えてやりたい。獣医さんとも相談する」とのお話でした。
着けたままの場合と外した場合のメリット・デメリットもお伝えした上で、飼い主さんにご判断頂き、やはり外すことに。
エリザベスカラーを外す前に、レオン君についてじっくりお話を伺います。
できるだけストレスをかけない方法で、外してあげたいからです。
無理やり外すと、人に嫌なことをされた!とトラウマを与えてしまうかもしれません。
同時にレオン君と触れ合い、少しでも僕に慣れてもらいます。
幸いすぐに慣れてくれる子だったので、なるべく落ち着ける環境設定をしてから取り外すことにしました。
最初はやはり警戒してしまうレオン君。
優しく、でも堂々と接して、心配ないよと伝えます。
落ち着かせつつエリザベスカラーを外します。
カラーの構造がちょっと複雑だったため、少し手間取ってしまいました。
時間をかけるほど、レオン君にも負担となります。
そこで安全を確保したうえで、飼い主さんにも協力してもらって、カラーを切って外しました。
もちろん事前にカラーを切っても良いと許可は頂いておりました。
無事エリザベスカラーが外れたレオン君。
心なしかスッキリした表情です。
ムリさせずに取り外したおかげで、怒ったり怯えたりせず、落ち着いています。
カラーを着けている間は、ボール遊びをする余裕もなかったそうですが、ご家族と楽しそうに遊びはじめてくれました。
もちろん僕も嫌われたりせず、優しく笑顔で触れ合ってくれました。
ひとまずは良かった!
とはいえ今後、エリザベスカラーを装着する可能性はあるかもしれません。
念のため、ムリせず慣らす方法もお伝えしました。
最後にレオン君の写真をパチリ!
写真の苦手な僕の代わりに、飼い主さんが撮影してくれました。
ありがとうございました!
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