人と犬の気持ちを大切に!がモットー!

ドッグトレーナー岡元です。

今回ご紹介するのはポメラニアンとプードルのMIX、やまと君。

1歳の男の子です。

甘噛みや吠えのご相談でお伺いしています。

ポメラニアンとトイプードルのMix犬、やまとくん

やんちゃで可愛いやまとくん。物覚えがすごく早いです。

遊びや運動で甘噛み・吠えが軽減!?

甘噛みや吠えの原因は運動不足による欲求不満の場合も

やまとくんが噛んだり吠えたりする原因のひとつは、遊びや運動不足による欲求不満。

それは飼い主さんも気づいておられました。

飼い主さんも自分なりに解消してあげようとはしていました。

ですが、ケージから出すとすぐに手を噛みにくる・・・。

オモチャで遊ぼうにも手の方を狙ってきてしまう・・・。

飼い主さんも、どうすればいいかわからないと途方に暮れておられました。

しつけをするにも、まずは犬の運動などの欲求を満たしてやるのが先です。

上手に遊ぶ方法をお伝えしたり、犬も楽しめるトレーニングをすることにしました。

長いロープで遊んであげよう!

オモチャで遊んでるのに、手の方ばかり狙ってくる・・・

このお悩み、実は結構多いです。

そんなとき、ありがちなのがボールや小さなぬいぐるみで遊んでいるケース。

オモチャが小さいと、犬に悪気は無くとも歯が当たったり噛まれてしまいがち。

こんなときは、長いロープを使うのがおすすめです。

ロープ状のオモチャなら、端っこを持って遊べば犬の口から距離を取れます。

ロープの動かし方にも注意します。

上に引き上げると、犬がロープを取るために飛びついてきて、そのまま手を噛んでしまうことも。

地面を這うようにロープを動かし、大きく上方向に動かさないことで解決できます。

また単調な引っ張る動きばかりだと、犬は飽きてしまいます。

飽きるとオモチャより手を狙ったりします。

スピードに緩急をつけたり、犬から逃げるように動かすなど、生きているように動かしてあげましょう。

犬のオモチャ遊びは狩りの疑似体験ですから、生きているかのような動きには良く反応してくれます。

犬がロープを引っ張り出したら、わざと負けてあげます。

人間が勝ってばかりだと、犬はまったく面白くありません。

上手に負けてあげることで、「人と遊ぶのってなんて楽しいんだろう!」と感じさせてあげるのがコツです。

やまとくんも、上記のような点に気をつけながら遊んであげると、しっかりオモチャで遊び続けてくれました。

犬も楽しめるトレーニング

トレーニングも犬のエネルギーを発散させるのにとても良いです。

頭の運動にもなります。

やまとくん、一番最初はおすわりに挑戦してもらいました。

教え方としては、オヤツを使って誘導する方法と、偶然おすわりした時に褒める方法があります。

どちらの場合もやり方次第で、犬は「人は何をさせたいんだろう? どうすればオヤツをもらえるんだろう?」と考えます。

やまとくんは誘導する方法で教えました。

最初のうちは、僕がやると座ってくれるのですが、飼い主さんだと飛びついてしまいます。

これは今まで何度も、飼い主さんに飛びつく経験を積んでいたためです。

そうするのが飼い主さんの興味を引く方法だと学習しているのです。

そこは慌てず練習を繰り返します。

飼い主さんの手の動きやスピードを、僕のやり方と似せてチャレンジ。

すると・・・落ち着いてお座りをしてくれました。

一度お座りできてからは早かったです。

大好きな飼い主さんに褒めてもらえ、ご褒美のオヤツまでもらえますから。

やまとくんは嬉しそうに、何度もお座りをみせてくれました。

それ以降、やまとくんはトレーニングへの集中力が凄まじくアップ。

様々な動作を覚えてくれました。

指示してやらせるばかりではなく、「ケージから出るときは自分から落ち着く」といった自発的な行動も覚えてくれました。

飼い主さんによると、レッスン中に挑戦した動作は、ほぼその日のうちに完成してしまうのだとか。

やまとくん、かなりのポテンシャルの持ち主だったようです。

遊びや運動を充実させた結果、甘噛みや吠えが減ってきた!

やまとくんの生活が充実するにつれ、甘噛みや吠えが減りはじめました。

遊びやトレーニングで満足した後は、甘噛みせずに一緒に過ごせています。

また来客中ずっと吠えていたそうですが、今は吠えはするものの落ち着いてくれるようになったとのこと。

ご旅行先でも、甘噛みも吠えもなくリラックスしていたそうです。

もちろん遊びや運動の充実のほかに、甘噛みしたら部屋から出てしらんぷりするなどの対策も同時に行っています。

またこれから、しつけのトレーニングも進める必要がありますが、ほとんどの犬の困った行動は本能的なもの。

犬にとっては噛むも吠えるも当たり前です。

それらを抑えてもらう限りは、満たしてあげられる犬の欲求はしっかり満たしてあげる必要がある。

そう考えております。

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ドッグトレーナーの岡元です。
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。

犬は生き物なので、遊びや運動は必須。
退屈させたり、運動不足で
エネルギーが発散できないほど、
困った行動をしてしまいがちです。

しつけはもちろん大切ですが
まずは犬の欲求を満たしてあげましょう。
一緒に遊んであげた時のキラキラの瞳は
見ているこちらも嬉しくなりますよ!

愛犬についてお悩みでしたら、
お気軽にご相談くださいませ。