「首輪やリードをつけられるのを嫌がるんです・・・。」

そう言って、お散歩前に首輪装着のための攻防を繰り広げる方。

意外と多いです。

中には、5分以上愛犬と格闘する方も。

毎回これだと、疲れちゃいますよね。

こんな場合は、どうすれば良いでしょうか?

犬が「何に対してイヤ」と言ってるか考えてみよう!

首まわりを触られるのがイヤな場合も

首輪やリードをつけさせてくれない子たち。

実はそもそも「首まわりを触られるのが嫌だ」と言ってる場合も。

装着時は暴れるのに、つけてしまえば平気な犬は、このケースが多いです。

まずは首まわりを触るのを好きにしてあげて!

首まわり自体が苦手な犬は、まず首まわりを触る事に慣らしましょう。

フードを手から与えて、「人の手が顔の周りにある」ことから慣らします。

犬の方から、頭や首を平気で人に預けてくれるようにまで。

焦らずに、一歩一歩着実に。

頭や首を撫でられるのが好き!

くらいになれたら、理想的です。

ポイントは「犬の方から」アプローチしてもらうこと!

フードを持つ手はあえて動かさないで。

犬自身が、人の手に顔を近づけて、食べてくれるのを待ちましょう。

無理やり食べさせようとするのは、嫌がらせになっちゃいますのでご注意を。

(※嫌がりすぎて激しく噛むなど、食べ物を使うべきではない子もいます。

もしご心配でしたら、プロに相談してみて下さいね。)

次は首輪やリードに慣らそう!

首まわりを触るのが平気になったら、次は首輪やリードに慣らします。

まずは道具を見せるだけ、からスタート。

つづいて、触れても平気!

ちょっとの時間ならつけても平気!

長くつけていても平気!

と、徐々にレベルアップさせてあげて。

うまくできたら、褒めてあげるのが大切ですよ。

「首輪やリードに慣れてくれてありがとう。」

「つけさせてくれてありがとう。」

と、愛犬への感謝も忘れずに!

上手に慣らせば、犬から首を入れてくれたりも!

上手に慣らしてあげれば、首輪やリードを見せたら、犬の方から首を入れてくれるようにも!

僕の歴代の愛犬たちは、みんな「散歩いくよ~」と言うと、嬉しそうに自分で首輪やリードを持ってきてくれました。

そして、首輪やリードの輪っか部分を開いて持つと、犬自ら首を入れてくれたので、お散歩前に困った覚えがありません。

使いやすい首輪やリードを選ぼう!

首輪やリードは、ご自身が簡単に装着できるものを選んで下さい。

つけ外ししづらい物を選んでしまい、装着にもたついている方が本当に多いです。

モタモタすると、最初は大人しくしていた犬も「まだかかるのー?」としびれを切らしてしまいがち。

無理やりつけようと四苦八苦。

犬の首を押さえつけてみたり、羽交い締めにしてみたり・・・。

そんな事を繰り返すと、犬に「首輪装着=しんどくて嫌なこと」と教えてしまう可能性も。

スマートに装着できる物に変えただけで、嫌がらなくなった子もいますよ。

お試しあれ!

「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
お気軽にご相談ください!