犬にとって、お散歩はリラックスタイムで楽しいもの!
・・・本当にそうなっていますか?
犬目線でお散歩について考えたことがありますか?
知らない人や犬、走ってくる鉄の塊、聞いたことのない騒音。
お外には、犬にとって怖いものがたくさんあります。
必死で抵抗して、おうちに帰りたがっていたり・・・。
尻尾を下に垂らして、後ろばかり振り返り、オドオド様子を伺っていたり・・・。
見るからに楽しくなさそうな犬は、思いのほか多いです。
意外かもしれませんが、あまりに回数の多い匂い嗅ぎやマーキングは、不安をごまかすためにしている場合も。
また、飼い主さんが義務感だけでお散歩に連れ出していると、その気持ちが伝わってしまいます。
どうでしょう。
愛犬は、本当にお散歩を楽しめていますか?
お外が怖い子は、先に慣らしてあげるべき
お散歩を怖がる子は、先にお外に慣らすべきです。
子犬なら、将来怖がらずに済むように、小さいうちからお外や色んなものを見せてあげましょう。
成犬の場合は、すぐに慣れることは、まずありません。
徐々に平気で歩ける場所を増やしてあげたり、飼い主さんと歩くのは楽しい事なんだよ、と教えてあげましょう。
克服が難しい場所や対象があるなら、別のところを歩いたり、その対象から守るように歩くだけでも良いかもしれません。
どうしてもお外がダメな犬なら、おうちの中で運動や遊びをたっぷりさせられる工夫が必要。
無理やりなお散歩は、残念ながらストレスでしかありません。
他のことで、しっかり運動の欲求を満たしたり、良い刺激を与えてあげましょう。
お散歩が不要な犬もいる?
結論から言うと、そういった「インドア派の犬」も少なからずいます。
お外より屋内で遊ぶのが好きで、じゅうぶん運動もさせてあげられ、満足してストレス無く幸せに生きられる子です。
お外に出たがる子や、家の中だけではストレスを感じる子は、お散歩が必要です。
「超小型犬はお散歩不要なんだよね?」
いいえ違います。
犬種は関係ありません。
「面倒だから、行かなくても良いよね?」
犬との時間が面倒と感じるなら、飼わないという選択肢があったはずでは。
また忙しすぎて・・・という方も、動物を飼うのはオススメしません。
「家の中しか経験したことがないから、お外が好きか知らないんだけど?」
無理矢理はダメですが、全く経験するチャンスも与えられないのは、意味が違います。
それに愛犬の好きなこと、嫌いなことくらい、把握してあげてほしいです。
犬種の違いや人間の都合ではなく、一匹一匹の個性が大切です。
その子が望む事で、飼い主さんがしてあげられる事は、しっかりしてやって下さい。
犬が主役の時間
日本で暮らすほとんどの家庭犬は、一日の大半を留守番で過ごします。
家族単位の群れで過ごすのが本来なのに、これだけでも人は、犬に都合を合わせてもらっているんです。
飼い主さんといられる時間の一部くらいは、犬が主役の時があっても良いのではないでしょうか。
その主役でいられる時間のひとつが、お散歩だと思います。
犬とのお散歩は、ただ歩いて時間を消費するものではなく、人と犬のコミュニケーションの場であるべき。
愛犬は、お散歩を楽しめていますか?
人と犬の気持ちを大切にがモットー!
ドッグトレーナー岡元です!
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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