ダックスフントのユキちゃん

写真はダックスフントのユキちゃん。

トレーニング開始当時、1歳3ヶ月だった女の子です。

お散歩時にとにかく人に吠えてしまうとのことで、トレーニングしました。

初回のご訪問で様子を見せていただくと、人にあまり慣れておらず警戒して吠えている様子でした。

また外に出るだけで、体がこわばりはじめ、緊張感が高まっているのが見て取れました。

一般道だと緊張感が高すぎたため、飼い主さんのご提案もあり、広めの公園でトレーニング開始。

それでも最初のうちは、人を見ると緊張し、近づくそぶりが見えると吠えてしまっていました。

また飼い主さんがユキちゃんから離れても、不安で吠えていました。

そこでまずは、お散歩は怖いものではなく楽しいものと認識を変えてもらうため、とにかくただ普通に数歩進めただけで褒めたり、ご褒美をあげて頂きます。

また最初のうちは、人が少なく自然の多い場所で練習をしました。

お外で歩くのに慣れ始めたころに、今度は飼い主さんと離れる練習をします。

私がリードを持ち、飼い主さんに離れてもらい、吠えずにいられたら褒めます。

徐々に離れる距離を伸ばして、木の陰などに飼い主さんが隠れても平気でいられるように練習しました。

「飼い主さんは離れても必ず戻ってきてくれる。しかも吠えずにいたら褒めてもらえる!」と学習してもらい、不安な気持ちをやわらげていきました。

続いていよいよ、人が少し多い道を歩いてみます。

上手に歩けたらこまめに褒めて、楽しい気持ちを持続させつつ、周囲に人がいる環境に慣らします。

こういった練習を、飼い主さんに続けてもらった結果・・・

人の多い場所でも、楽しくお散歩できるように変化していきました。

それに伴い、吠えもどんどん減っていきました。

お散歩が怖くて吠えている場合、愛犬にとって楽しいお散歩ができるように考えてあげると、困ったことの改善につながることが多々あります。

「なぜ吠えているのだろう?」「なぜ〇〇しているのだろう?」

そう考えて、愛犬の声に耳を傾けてあげられる飼い主さんが増えると、きっと犬と人の関係は、さらに良いものに変わっていくと思います!

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