お写真は柴犬のぽんすちゃん。
ハウス(クレート)トレーニングをはじめました。
ハウスに入ってもらうためには、まず先にハウスを好きになってもらうことが大切。
ぽんすちゃんが気づいていないうちに、こまめにハウスの中におやつを入れておいてもらいました。
これを繰り返しておくと、ハウス=おいしいものがいつの間にか置いてある場所=好きな場所、と認識してくれるようになっていきます。
あらかじめハウスを好きな場所にしておくほど、犬がハウスに入ってくれやすくなるため、今後のトレーニングが進めやすくなります。
ぽんすちゃんも、自分からハウスに入る頻度が上がっていきました。
そこでいよいよ、ハウスの合図で中に入ってもらう練習をスタートさせました。
まずは合図で中に入る練習と、中でしばらくとどまってもらう練習です。
「ハウス」と指などで合図し、犬がハウスに入ってくれたらほめてご褒美をあげます。
中に入ってくれたら、今度は中でしばらくとどまることを教えるため、出てくる前にタイミングよくご褒美を追加で与えます。
こうすると犬は「中にいればいるほど、いいことが起こる」と学習して、長くとどまってくれるようになっていきます。
ぽんすちゃんも、最初は中に入ってもすぐ出てきていたのですが、この練習をするうちに、自然とハウスの中でおすわりしたり伏せして待機してくれるようになりました。
目の前で行動が変わっていくのを見て、飼い主さんも「うちの子すごい、かしこい!」とビックリされていました。
ハウスでとどまってくれるようになってきたら、次は扉を閉める練習です。
練習無しで扉を閉めようとすると、ハウスの練習がはじめての犬は慌てて出てこようとしがちです。
そこで「扉を閉められるのも、良いことなんだ!」と教えます。
具体的には、扉が閉まるときだけおやつが出てきて閉まった瞬間に与える、というふうに練習します。
そしてご褒美のおやつを食べたら、また扉を開き、すぐに閉じます。
閉じるときだけご褒美のおやつを取り出して、扉を閉めた瞬間に与えます。
最初のうちは、扉の鍵はかけずに、閉めた瞬間にご褒美をタイミングよく与えるのに集中です。
これをすると、犬は自分でどうすればおやつをもらえるかを考え始めます。
犬が「そうか、扉が閉じるのを中で待っていればいいんだ!」と理解しはじめると、人が「待て」と号令をかけたりせずとも、扉が閉まるまで中で待機し続けてくれるようになります。
扉を開閉しても中でとどまれるようになってから、次は扉を閉めたあとに鍵をかける練習をします。
鍵をかけたあとにすぐご褒美を与えます。
鍵をかける=犬にとって良いことと認識してもらうためです。
このあとは、扉が閉まった状態でしばらく休憩してもらう練習・・・と進めていきます。
ぽんすちゃんは、ハウストレーニングがはじめてだったにもかかわらず、順調に上記の練習を進めていくことができました。
ママさんも息子さんもトレーニングに挑戦しましたが、とても上手にできていましたよ!
ハウストレーニングの完成に向けて、コツコツ普段の練習を頑張って下さいね~!
ちなみにハウスに無理やり入れるのを繰り返すと、ハウス=嫌な場所になり、中に入らなくなってしまいがちです。
人が犬を「入れる」のと、犬が「入る」のは全然別物です。
自発的に考え動いてもらうことをトレーニングに上手に取り入れるほど、犬と人の相互コミュニケーション力がアップし、接しやすくなっていきます。
これはどのトレーニングにおいても同様、とても大切な考え方ですので、ぜひ心にとめておいて頂きたいですね!!
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