前回「お皿を触ると唸って怒る犬がいるけれど、実は変な行動ではないんだよ」というお話をしました。
ですが、お皿を触らせてくれなければ、ご飯をあげたりお皿を回収する時に困ってしまいます。
そこで今回は、お皿を触っても平気でいられるように慣らす方法をお伝えします!
なるべく子犬のうちから、慣らしてあげて下さいね!
お皿を触るのに慣らす方法
まず、空っぽのお皿を用意します。
それを犬の前に置き、ひと粒ずつご飯をお皿に入れて与えます。
お皿に伸びる人の手を、良い印象にするんです。
犬は、お皿(つまりはご飯)を人に奪われるかもと思うから、唸るんですね。
だからこそ「人の手は君から大切な物を奪うのではなく、むしろ良いものを与えるんだよ」、と安心させるわけです。
この人なら大丈夫と犬が信用してくれれば、お皿を守る必要も無くなります。
嫌がっているのに無理するのは禁物!
練習する時大切なのは、「唸っていない状態=嫌がっていない状態で行うこと」です。
そのために、空っぽのお皿を使います。
中にご飯が先に入っているよりは刺激が少ないですからね。
それでも唸る場合は、ご飯を与える場所を変えたり、別の入れ物を使うなど、色々試していきます。
唸っても噛まないなら、気にせず練習しちゃえばいいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、それはやめて下さい。
単に犬は、我慢しているだけだからです。
いずれは我慢が限界に達し、爆発してしまいます。
犬の気持ちを考えながら練習を!
犬の気持ちを考えないで、無理やり何かしようとするのは厳禁です。
余計にお皿を守るようになったり、攻撃的になる可能性もあります。
またすでに、成犬などでお皿への執着が強すぎるなら、他の方法を考えたほうが良い場合も。
少しでも危ないなと感じたり不安に思うなら、プロに指導してもらって下さいね!
人と犬の気持ちを大切にがモットー!
ドッグトレーナー岡元です!
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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