「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

 

犬のハウス(クレート)って必要?

無くても別に困らないんだけど・・・。

 

確かに、100%必要!ではございません!!

ですが人にも犬にも、様々なメリットがあるんですよね。

 

床で寝ている犬

ハウスのメリットってなんだろう?

 

犬のハウス(クレート)のメリットって?

大きなものでは下の2つが挙げられます。

・犬にリラックス空間を与えられる。

・入院・避難時等、いざという時に役立つ。

本日は、これらについて解説します。

 

他にも、トイレトレーニングに使えるなど、しつけ面でのメリットもあるんですよ。

 

犬にとってのリラックス空間?

イヌ科の動物は、本来なら巣穴を掘って暮らす生き物です。

そのためだだっ広い空間で暮らすより、自分の体のサイズに合ったおうちで休むほうが、リラックスできる子が多いんです。

わざわざ狭い場所に収まって、ぐーぐー寝ている犬を見たことがありませんか?

 

留守番で吠えてしまう犬でも、ちょうど良い大きさのハウスで寝かせるだけで、安心して休める場合もあります。

広すぎる空間は、逆に不安なんです。

 

人間でも、同じですよね?

例えば「体育館を自由に使って良いから、一人で留守番して夜もそこで寝てね!」なんて言われたら・・・!

ちょっと嫌じゃないですか?

それよりちょうど良い大きさの自分の部屋が欲しいですよね。

 

ハウスに閉じ込められっぱなしだとか、狭すぎるのはしんどいです。

ですが、広すぎるのもストレスになり得るんです。

人も犬も「身の丈にあった生活」が一番精神的に楽なんですね。

 

■ちょうどよいハウスのサイズは?

犬が中でくつろげるサイズです。

具体的には、犬が中でくるりと方向転換でき、座っても頭をぶつけず、伸びした時足がつかないくらい。

窮屈なのは問題ですが、広すぎても「自分のお部屋」として認識できず、中でオシッコしちゃったりも。

 

■留守番などではどんな風にハウスを使うと良い?

オススメは、寝室としてハウスを与え、それを囲むようにサークル(柵)を使うこと。

ハウスの入り口は空けておきます。

そうすれば、サークル内にトイレも置いておけますし、犬もある程度自由にできます。

退屈しのぎのオモチャも入れられますね。

お庭付きワンルームのイメージです。

 

ちなみに何度も言いますが、犬の性格にもよります。

家中自由にさせていても、危険も無く犬も全くストレスを感じないタイプの子なら、それはそれで構いません。

 

入院・避難でハウスが役立つ?

まず病院に向かう際や、避難の移動時に便利です。

犬がハウスに入ってくれる方が、車に乗せるのにも助かります。

怪我の痛みや震災で犬がパニックになっていても、ハウスに入れば安全です。

 

■入院時のハウス

入院した時に、安静に休ませるためにも必要になります。

自前のハウスでリラックスできるなら、その方が安心できます。

病院備え付けのケージ(かご)に入るとしても、普段からハウスに慣れている犬のほうが、ストレスが軽くて済みます。

 

■避難所でのハウス

避難所では、犬たちを休ませる場所として必要です。

同行避難(ペット同伴での避難)を受け入れてくれる避難所でも、人とペットは分けられるのが普通です。

例えば屋内は人。外にペット用のハウス置き場を作る・・・という風に。

そんな時、ハウスが無ければ、犬を休ませる場所にも困ります。

 

ハウスのメリット、まとめ

これまでの話をまとめます。

 

1.犬がリラックスできる「お部屋」を作ってあげられる。

 ・広すぎる空間は逆にストレス

 ・ちょうどよいサイズ感のものを与える

 

2.入院・避難時に役立つ。

 ・移動時も、犬を預ける時にも必要

 ・普段から慣らしておけばストレス軽減に

 

ハウスがどう役立つかおわかり頂けましたでしょうか。

 

そんなハウスですが、なかなか犬が入ってくれず、苦労している方も多いのでは?

というわけで、次回は「世界一簡単なハウストレーニング」をお送りします。

ご期待下さい!!

 

>世界一簡単なハウストレーニングの記事はコチラ

 

 

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