犬の気持ちに寄り添ったトレーニングを!

ドッグトレーナー岡元です。

チワワの子犬、小吉くん。

動画は、この日はじめて挑戦した「待てのまま周囲を回る練習」。

動画には写っていませんが、このあと逆まわりもあっという間に成功しました。

これ、一気に一周しようとすると、なかなか成功しません。

ですが、例えば45度、90度、135度、180度・・・とできる角度を少しずつ伸ばしていけば、必ず成功します。

(実際にはもっと細かく角度を刻んで練習しています。)

45度から90度といったステップアップの目安は、犬が自信を持って動作を行っているかどうか。

例えば小吉くんの場合は、最初のころは飼い主さんが周囲を回る時、飼い主さんについていこうと体も動いていました。

ところが「ああ、待てのままいたら良いんだね」と理解すると、首から上しか動かさなくなりました。

45度まで周囲を回っても首しか動かさないなら、次の角度まで挑戦・・・

といったふうに犬の動作を観察して、どんなときに愛犬が自信を持って行動しているかわかっていると、スムーズに動作を教えることができます。

観察、大事です。

この後はマットに乗る練習にも初挑戦。

最初はマットに偶然乗ったら褒めてご褒美。

マットに乗ったらイイコトがあると伝えることから始めて、この日のうちに指差しで乗ってくれるようになりました。

すごいぜ小吉くん!

待てもマットもいろんなことに応用できるんですよ。

例えばマットを教えたあとに、クレートなど入ってほしいものの中にマットをひいて、入ってもらいやすくするなどです。

先にマット大好きになっているほど、こういった応用も成功しやすいです。

クレートだけ練習してもうまくいかない子などの場合は、こんな方法を試して良いんじゃないかな。

動作の教え方は一つではありません。

いろんな引き出しがあるほど、応用もききやすくなります。

また、マットをはじめとした色々な物品を使って楽しくトレーニングするのは、とてもおすすめです。

色々な物を楽しく経験させているほど、新しい物を見たときに、怖さより好奇心が勝つようになってきます。

怖がりな犬は、見たことのないものがあるだけで、震えたり吠えてしまったりする場合があります。

怖がるより「これを使って面白いことするの!?」と期待を持ってくれるようになった方が良いですよね。

怖がり予防策としてぜひやってあげてほしいです。

なお、すでに怖がりの子でも、上手にやれば慣れてくれます。

以前ご訪問していた別のチワワさんのお宅で、トランクなど大きなものを怖がる子がいましたが、大きな物の近くで楽しくトレーニングすることで、実際に克服できています。

待てもマットも他の様々な動作も、ただの芸として教えるだけではすごくもったいないです。

何かに応用できないかな?

犬に良い経験をしてもらうためのツールに使えないかな?

と考えると、一気に有用なものに早変わりしますよ~。

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ドッグトレーナーの岡元です。
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。

アイデア次第で犬との生活はぐっと潤います。
ただの芸と思われがちな動作が、
犬の気質を良くしたり
問題の予防や解決になることもしばしば。

万策は尽きません。
トレーニングは本当に奥が深いですね。