犬の気持ちに寄り添ったトレーニングを!
ドッグトレーナー岡元です。

写真はチワワ女子、メルちゃん。
とっても可愛い子犬ちゃんです。
成長につれて甘噛みの頻度が上がり、力も強くなってきた・・・
とのことでしたが、生活環境と接し方の見直し、トレーニングの効果により、落ち着きが出てきました。
それに伴い、お悩みだった甘噛みもぐぐーんと減少しました!
生活環境は、メルちゃんが落ち着きやすいように、サークルなどをアレンジ。
接し方は、いくつかアドバイスを差し上げましたが、例えば上からサークル内を頻繁に覗き込むのをやめて頂きました。
上から覗くと、もちろんメルちゃんは上方向にジャンプをしがちになります。
本来なら四足歩行するのが当然の犬たち。
ジャンプや二足歩行で立つことが増えると、どうしても落ち着きが減り、興奮が増えます。
そして興奮が増えると、甘噛みなどに発展しやすいです。
二足歩行の人間だって、ぴょんぴょんジャンプを繰り返したり、片足立ちしながらだと、落ち着きづらいですよね?
それに、頻繁に休んでいるところを覗き込まれたらゆっくりできませんし、一頭でいるのが不安になり、留守番できない子になる可能性も。
なにごともほどほどが一番です。
トレーニングは、たくさんお座りの練習をして頂きました。
お座りできたらイイコトがある!
そう覚えてもらうと、噛むより座るほうを選んでくれやすくなります。
動物は自分の得になることを繰り返すようになるという、学習の仕組みを持っているからです。
そして自発的に座るようにしてもらうと、犬が自ら落ち着きを取り戻すための基盤づくりにもなります。
じゃれて行う甘噛みは「構ってほしい」という気持ちの現われ。
その甘噛みを抑えようと、「ダメ!」と言うだけでは、 行動を抑えることができても、構ってほしい気持ちは満たされません。
すると結局別の困った行動を起こしがち。
だからこそ代わりの行動を覚えてもらって、困らない行動で「構って」「遊んで」と伝えてもらえるようにしたいのです。
ちなみに困らない行動は、お座り以外にもたくさんあります。
例えば、おもちゃを持ってくるなどの行動に応えてあげるのも良いと思います。
そいういった行動をして犬が「遊ぼう」と言ってくれている時には、ぜひ犬の希望を叶えてあげてほしいです。
犬の気持ちに気づいてあげられる人ほど、犬からの信頼も厚くなりますよ。
お客様の声ご紹介
これまでにトレーニングをご受講頂いた
お客様の声を掲載しております。
よろしければご参考下さい!
ドッグトレーナーの岡元です。
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
メルちゃんの成長は上記以外にもたくさん。
家族に対してすら怖がっていた抱っこは、
オヤツとセットにすることで
慣れはじめてくれました。
動物は外からの刺激(ここでは抱っこ)
の後に好きなもの(ここではオヤツ)
が出てくると、刺激ごと好きになる
特性があります。
抱っこは、獣医さんの診察、
マンションのエレベーター、
とっさの避難など
必要な場面が出てくる可能性があります。
「させてくれるようになった」
で終わりにせず、
「好き」にまでさせてあげたいですね!