「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

昨日、食べ物で怖いものに

慣らすことができるというのと、

その理由についてお話しました。

 

参考記事はこちら

>犬を怖いものに慣らす時、食べ物が有効な理由?

 

 

そこで本日は、

「食べ物で怖いものに慣らすための条件」

「どうやって慣らすのか?」について

お話し致します。

 

骨ガムをかじる犬

とびっきり美味しい物じゃないとダメなんじゃない?

 

食べ物で怖いものに慣らすには条件がある

まず、昨日のおさらいですが、

「好き、嬉しい」というプラスの感情

「怖い、嫌い」というマイナスの感情

両立しない。

 

「食べ物=好き、嬉しいもの」なので、

怖いものと同時に、食べ物を与えると、

「好き、嬉しい」の気持ちで

「怖い」気持ちを打ち消せる・・・

とお話しましたね。

 

 

しかしながら、

食べ物で怖いものに慣らすのには

条件があります。

 

食べ物 > 怖いもの

であるのが、その条件です。

 

 

つまり、

どんなに大好きな食べ物を用意しても、

恐怖の対象が強烈すぎる(怖すぎる)場合、

「怖い」感情が「おいしい、好き」を

上回ってしまうんです。

 

そうすると、恐怖のあまり

食べ物を食べる余裕が無くなり、

克服できない状態になります。

 

 

「食べ物」と「恐いもの」。

どちらがより強力かによって、

慣らせられるか否かの

結果が変わってしまうんですね。

 

 

恐怖が強い場合はどうやって慣らすの?

恐怖が強すぎる場合は、

恐さのレベルを下げて、慣らしてあげます。

 

例えば、

ドライヤーを怖がる(嫌がる)犬がいたなら

いきなり犬の近くに置いたりしません。

 

まず遠くに置いて、

じゅうぶんに慣らしてから

じわじわ近づけていくんですね。

 

 

ただし、この方法で慣らすには、

かなりの繊細さが必要となります。

 

先程のドライヤーを例にすると、

「近くにあるのが嫌」

「音が嫌」

「熱風が嫌」

と、距離(見た目)、音、感触の

3つの要素絡みます。

 

こういった場合、

要素別に慣らしてあげないと、

効果が出づらいんです。

 

 

また他に、

どれくらい細かいステップを踏んで

慣らしていくべきか?

 

次のステップに進めるべき

タイミングはいつなのか?

なども重要となります。

 

そういった判断は、残念ながら

なかなか難しいと言わざるを得ません。

 

 

失敗してしまうと、

いたずらにストレスを与えるだけだったり、

途中まで上手くいっても、

最初からやり直しになってしまう

場合もあるんです。

 

ですので、できるだけ

プロの力を借りて慣らしてあげた方が

最終的に早く済むことが多いんですね。

 

 

大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。

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