犬の気持ちに寄り添ったトレーニングを!
ドッグトレーナー岡元です。
写真はチワワのクロエちゃん。
とってもキレイなお顔をした、2歳の女の子です。
手を触るのもブラシも苦手だったけど、無理せず楽しく克服!
そんなクロエちゃん、お手々を触られたりブラッシングされるのが苦手でした。
う~っと唸って「さわらないで」とアピール。
ブラシは見せるだけでもダメでした。
そんなデリケートなクロエちゃん。
お手々も触らせてくれるし、ブラシもかけられるようになりました!
特別難しいトレーニングをしたり、強制的に動けなくしたわけではありません。
今回は、どのようにして手を触ることに慣らしたかお話します。
(※ブラシの慣らし方は次回のブログでお話します。)
「お手」と「おかわり」を教えて、犬にとって楽しい出来事に!
手足に触れられるのを嫌がる犬は案外多いです。
敏感な箇所ですからね。
でも足拭きなどで触りたい場面は出てきますし、なんとか慣らしたい・・・。
しかしながら無理して触ろうとしても、余計悪い印象がつくばかりです。
そこでクロエちゃんには、「お手」と「おかわり」を教えることからはじめました。
お手・おかわりなら、犬の方から人の手に触れさせられますし、遊びの延長のようにすれば、犬にも楽しい時間になります。
上手にお手できたら、もちろんご褒美。
褒め言葉とオヤツをあげて、犬にも楽しんでもらいます。
「人の手に触れたら、楽しいし美味しいものももらえる!」
まずはそう覚えてもらい、手の印象を良くします。
また最初は、人から手をのばすのではなく、犬から人に手を出してもらうほうが刺激が少ないです。
全く躊躇なく犬から手を触ってくれるようになってきたら、今度は人の方から手をのばしたり、触ったりするのにも慣らします。
お手々が平気になったら、続いて後ろ足。
今回は「お手・おかわり」を楽しく練習しながら、その流れで後ろ足に手を伸ばしたり、軽く触れることからはじめ、一緒に慣らしました。
犬は何をされるのか予測がつかないのを嫌います。
怖いんですよね。
お手々に触れるのに慣れてから後ろ足も練習したことで、「単に触れられるだけで嫌なことは起きず、いいことが起きる」と犬に予測してもらったわけです。
もちろん無理せず、でもモタモタ時間をかけすぎず。
何かに慣らす練習は、「無理はしないがモタモタしない」バランスが重要です。
そして毎日少しずつの練習。
一気に長くやるより短い時間の練習を積み重ねるほうが、犬への負担も少なく、飽きずにやってくれます。
やりたいことがあるなら、犬もやりたいことで
クロエちゃんは練習のかいあって、お手々も後ろ足も全て触らせてくれて、足拭きもできるようになりました!
犬にしてほしい(させてほしい)ことがあるなら、犬にもメリットのある方法で教えたほうがスムーズです。
人も犬も楽しい方法で解決できないか?
そういった観点を持って頂くと、もっと互いにストレスのない暮らしができるのではないかと思います。
お客様の声ご紹介
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ドッグトレーナーの岡元です。
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
犬に人がさせたいこと、したいことばかり
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よりよい関係を目指すなら
犬のしたいことにも注目を!
互いがWin-Winになれる方法も
きっとあるはずですよ。