柴犬の子犬、壱くん。
先日トレーニングを終え、無事卒業されました。
いつ会ってもニコニコ笑顔が素敵で、お散歩中もいろんな人から声をかけられる壱くん。
でも実は、一番最初は、お皿や自分の居場所であるケージを守って、唸り噛み付いてくるとのことで、ご相談を受けました。
その原因となっていたのは「上下関係」という考え方でした。
犬と人の間にある上下関係をきっちりしておかないといけないという、間違った考え方を信じてしまい、結果、力でおさえる接し方をしてしまっていたのでした。
上下関係は狼の研究が元となっているのですが、その研究を発表したアメリカの学者ラルフ・アルファー本人が、再度研究を進めた結果「間違いだった」と自ら発表しているのです。
また現代でも、ハンガリーの学者であるアダム・ミクロシらが、犬に上下関係は無いと発表するなど、研究が進むほどに間違った考えだったと判明していっています。
しかしながら日本では、いまだにその考え方が根強く残り、飼い主さんと犬との関係を壊し続けています。
海外ではより科学的で人道的な犬との接し方が広まっているのに、本当に嘆かわしいことです。
壱くんの場合も、なぜ唸ったり噛んだりといったことが起きるのか詳しく説明し、接し方を変えて頂いたところ、見る見る穏やかになっていきました。
飼い主さんいわく、「初めて訪問してもらった日から、さっそく変化が出てきた。犬を叱らなくて良いとわかり、気持ちも楽になった。」とのことでした。
最初に飼い主さんにお会いした時の不安そうな表情は微塵も無くなり、最終日にはご家族みんながニコニコ幸せそうでした!
もちろん壱くんも、いつもどおりの満点の笑顔を見せてくれましたよ!
壱くんの飼い主さん、僕を信じて接し方や考え方を変えてくださり、本当にありがとうございました!!
壱くん、いつも君の幸せそうな笑顔に癒やされていたよ! また遊ぼうね!!
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