「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

犬の困った行動を直したい場合、

短期的な解決方法と、長期的な解決方法

2つのアプローチ法があります。

 

どちらの方法が良いかは、

困っている行動の内容や状況により

変わってきます。

 

イタズラする仔犬

 

短期的な解決方法?

短期的な方法とは、原因自体を無くしたり

飼育環境を整える方法です。

 

 

例えば、外の物音に吠えてしまう犬の場合

普段、その物音が聞こえないような

奥の部屋で生活させる。

 

ゴミ箱あさりをしてしまう犬なら、

フタ付きゴミ箱に変えたり、

犬が触れない場所に移す。

などなど。

 

 

短期的な方法のメリットは、

その名の通り、すぐに効果が出ること。

しつけやトレーニングをするより楽なこと。

 

デメリットは、

犬自身が理解したわけではないので、

環境を戻すと元に戻るということです。

 

 

しかしながら、

例えば上記の吠えの例であれば、

外の物音が聞こえない状況になれば、

犬にとっても外を警戒するストレスから

開放されるわけです。

 

人も犬もストレスが無くなるなら、

この方法だけでもじゅうぶんな

場合もあります。

 

 

また、苦情が来て緊急で直したい

なんて場合にも、

ひとまず短期的な方法を取るべきです。

 

時間がかかるしつけやトレーニングは、

先に短期的な方法を取ってから

並行して行いましょう。

 

犬に何か教えるイメージ

長期的な解決方法?

長期的な解決方法とは、

しつけやトレーニング、

生活習慣を変えることなどにより

困った行動を軽減していく方法です。

 

 

長期的な方法のメリットは、

犬自身にどうすべきか教えるので、

困った行動そのものを無くしたり、

軽減できる点。

 

デメリットは、時間がかかること。

内容によっては、簡単にはいかないことです。

 

そこを負担に感じてしまう方も

正直、少なくありません。

 

 

しかし、長期的な方法では

自然と犬と向き合う時間を

取ることになります。

 

それが、結果的に

愛犬への理解絆を深められたり、

これまで思いもしなかったような

新たなコミュニケーション法を習得でき、

より充実したドッグライフを送る

きっかけになったりもします。

 

 

なお、長期的な解決方法をする場合は、

原則として、飼育環境改善などの

短期的な解決方法も、同時に行います。

 

想像してもらえばわかると思いますが、

例えば、散らかしまくった部屋の中で

拾い食いしないで!

危ないからウロウロしないで!

と言うのは、ナンセンスというもんです。

 

 

結局、どっちの方法が良いの?

どちらの方法もメリット・デメリットがあり

解決したい内容や、緊急度によっても

優先順位が変わります。

 

基本的には、

環境改善等の短期的な方法のみで

じゅうぶん対応可能なものについては、

短期的な解決方法をオススメしています。

やはり早いし、人も犬も楽ですから。

 

しかしながら、それ以外の場合は、

短期・長期両方を組み合わせるのが

一番良い方法です。

 

 

なんじゃい結局両方かよ!

と思うかもしれませんが、

短期・長期の2つの方法があるということ。

 

それらを上手く組み合わせるのが、

改善の早道だと知って頂くのが、

一番重要なのです。

 

 

大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。

子犬のしつけ、困った行動の改善など

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