「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

「お散歩中に立ち止まってしまうんです。

 どうしてでしょうか?」

といったご相談がありました。

先に進みたくなくて嫌がる犬

お散歩中の立ち止まりには

様々な要因が考えられますが、

良くあるのは恐怖によるもの。

 

昔その場所で他の犬に吠えられたとか、

進もうとしている方に、嫌いな犬がいるなどです。

人には見えなくとも、犬は臭いで感じ取っている

可能性もあります。

 

他にも、リードが張るのが嫌だとか

疲れているのに、気づかず無理に歩かせてしまっている。

 

何か身体的な理由で、脚や体に痛みが出ていて、

歩くのを嫌がる場合もあります。

 

立ち止まることで、飼い主さんの進む方向を

変えさせることができると

学習してしまっている場合もあります。

 

 

お散歩中の立ち止まりがある場合は、

まず状況や犬の様子をチェックします。

 

いつも同じ場所で立ち止まるのか?

それとも、場所は決まっていないのか?

犬や他の動物がいると立ち止まるのか?

 

立ち止まる際の犬の様子はどうか?

怖がっていないか?

ゼェゼェ舌を出していたりしないか?

どこかに注目していないか?

 

立ち止まるまでの歩く様子もチェック。

後ろばかり振り返って、帰りたそうではないか。

微妙に脚を引きずったりしていないか?

 

などなど。

 

 

それらから、犬がなぜ立ち止まるのか

理由を考えます。

その理由により、対処法が変わります。

 

恐怖が原因でいつも同じ場所で立ち止まるなら、

お散歩コースを変えてみたり、

立ち止まる前(歩いているうち)に、

オヤツやオモチャで誘ったり

飼い主さんの楽しい声かけをしながら進み、

恐怖を忘れさせてあげるようにする。

 

立ち止まるポイントから少しでも進めたら、

犬の勇気と頑張りに対して

褒めてご褒美を与え、

毎日進める距離を伸ばしていくのも

とても良い方法です。

 

 

ただし、オヤツを与える場合、

注意しないといけないのは

それらを与えるタイミングです。

 

立ち止まっている時に

先に進ませようとして

オヤツを見せびらかすのは

オススメしません。

 

それで上手く進んでくれるようになる

場合もあるのですが、逆に

「ここで立ち止まると

 オヤツを貰えるのか!」

と思い、より立ち止まるように

なってしまう場合があるからです。

 

上手についてきてくれている時に

タイミング良く褒め、ご褒美を与えて、

犬に何が正解か、何をして欲しいのか

わかりやすく伝えられるように

して下さい。

 

 

もちろん、他の原因が考えられる場合は

それらを解決してあげます。

歩き方がなにかおかしいなら、

獣医さんに相談した方が良いかもしれません。

 

 

犬の困った行動への対処は

まず観察。そして原因や理由の推測。

それから解決策を考え、試してみるのが大切です。

 

また、毎日の積み重ねが大切なので

恐怖の克服や、良くない習慣を取り除くには

根気よく練習を続けるようにしましょう。

 

 

>参考:根気を継続させるコツ

 

 

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