吠える柴犬

「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!

「うちの子、興奮したら

 言うことを聞かないんです!」

良くお聞きする言葉です。

 

犬は、興奮が高まれば高まるほど

言うことを聞きづらくなります。

また、興奮がピークに達してしまうと

もうお手上げ。

 

下手に触ろうとすると、ガブッ!と

噛まれてしまう可能性も・・・。

 

これ、ほとんどの場合、

飼い主の言葉を無視しているというより、

興奮のあまり、耳に届かなくなっている事が

多いです。

もう周囲が見えなくなっているんですよね。

 

興奮した後では、対処するには遅いんです!

それよりも、興奮しそうかも?の時点で

速やかに対処しておく必要があります。

 

 

お散歩中、他の犬に興奮する場合

たとえばお散歩中、他の犬を見かけると

大興奮で向かっていってしまう。

 

こういった場合、できるだけ

犬より先に人の方が

近寄ってくる犬に気づけるよう、

注意しておく必要があります。

 

 

また、ご自身の愛犬が、他の犬に

どの距離まで近づかれた時点で興奮するのか、

そのラインを知っておきましょう。

 

興奮が始まる距離の外で

先に飼い主に注目させておきます。

声かけして飼い主を見てもらうのも良し。

急に走って付いてこさせても良し。

オヤツやオモチャを使うのも良し。

 

少し興奮が高まりそう!

そんな場面でしたら、

リードをチョンチョンと引き

我に返らせるのも良いでしょう。

反応するなら口笛でも構いません。

 

そうして犬の気をひきながら

相手の犬をやり過ごします。

 

 

他の犬に対して、どの程度

興奮するかにもよりますが、

気を引きながらなら、すれ違えるのであれば

そのまますれ違ってしまいます。

 

すれ違うのは無理な子や、

相手の犬も興奮しそうな子なら、

他犬のいない方に方向転換してしまいます。

 

無事すれ違えたり、

方向転換してついてきてくれたら、

たくさん褒めたり、ご褒美を与えましょう。

 

これを繰り返すことで

「他犬なんかより、

 飼い主さんの方を見てたり

 言うことを聞くほうが楽しいや!」

と思わせるのがコツです。

 

 

また他に、

興奮する対象が準備できるなら、

興奮する距離をだんだん縮めていく

練習(慣らす練習)もできます。

 

 

もし興奮させてしまったら?

なお、もし興奮させてしまったら

まずはいったん

興奮の対象から大きく距離を離します。

犬の視線を体で遮るのも有効です。

 

そして、制御しやすいようリードを短く持ち

犬が落ち着くまでじっとします。

 

声かけもしないし、何も与えない。

撫でない触れない、ただじっとします。

飼い主は、どーんと構えて

ただただ平常心を決め込みます。

 

飼い主が落ち着いていないと

犬も落ち着けないからです。

 

犬は、群れで生きる動物ならではの

鋭い観察眼で、飼い主をしっかり観察しています。

その飼い主が、オドオドあたふたしていたら

犬も恐怖や焦りを感じ、余計興奮してしまいます。

 

そして、犬が落ち着いたら褒めます。

興奮するのではなく、

落ち着くと得だよ、と教えるんです。

 

 

犬の興奮に対しては

なぜ興奮しているのか?

何に興奮しているのか?

どんな気持ちなのか?

といったことも考えてあげて、

適切な対処法をとってあげられると

良いですね!

 

 

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