人と犬の気持ちを大切に!がモットー。
ドッグトレーナー岡元です。
先月、子犬のしつけ・トレーニングを卒業したミニチュアピンシャーのはるちゃん。
一番のお悩みだった欲求吠えはなくなり、甘噛みも改善。
トイレも完璧になりました。
この「トイレのしつけ」で印象的なできごとがあったのでご紹介します。

はるちゃん。トレーニングが進むほど落ち着きを見せてくれるように。
トイレのしつけを通じて感じた「犬の訴えを聞く大切さ」
オシッコはバッチリになったのにウンチだけ覚えてくれない・・・
最初の頃、はるちゃんのトイレは寝床のすぐ近くにありました。
大きめのケージの中にベッドとトイレトレーが置いてある状態です。
オシッコは早くにトイレトレーでできるようになりました。
ケージの外で遊んでいても、オシッコしたくなると自分の足でケージの中に戻ってきます。
トイレトレーでオシッコをして、「上手にできたよ!」と得意気に教えてくれていました。
ところがウンチだけは、なかなか覚えてくれません。
飼い主さんが誘導すると成功するのですが、自分からトイレに行こうとはしませんでした。
寝床の近くのトイレではしたくないよ!と言っているのかも?
本来、犬は寝床から離れたところに排泄する習性があります。
健康を害さないために寝床をきれいに保ちたいのと、外で暮らしていたときの名残で外敵に見つからないようにする本能が残っているためです。
はるちゃんの様子を見て「オシッコはまだしも、ウンチまではケージ内のトイレでしたくないよ!」と言っているのではと思いました。
改めて飼い主さんに排泄の様子を観察してもらうと、おおよそ決まった場所でウンチをしているのがわかりました。
その場所は「ケージから離れた部屋のすみで、はるちゃんが普段自由に行ける場所」でした。
つまり先に言った、犬の習性に合う場所にしていたのです。
そこで試しに、失敗しがちな場所にトイレトレーを置いて様子を見てもらいました。
トイレの場所をかえてみたら翌日から100%成功!
トイレトレーの場所をかえた効果はてきめんでした。
翌日以降、ウンチの失敗がなくなったんです。
やはりはるちゃんは、「寝床の近くでウンチは嫌だよ!」と行動で訴えていただけでした。
オシッコがケージ内のトイレでできていたので、ウンチも同じようにできるはずと思い込んでしまったのがいけませんでした。
犬の行動にはムダなものはありません。
気付いてあげられて本当に良かったです。
困った行動だけに注目せず、犬の行動を観察し「なぜそれをやるのか?」考えると根本的な原因が見つかる。
犬が困った行動をすると、どうしてもその行動をなおすことばかり考えがちです。
ところが困った行動の理由を掘り下げてみると、犬の気持ちや訴えに気付いてあげられる可能性があります。
そして犬の求めるものを満たしてやると、困った行動が改善するケースも多いです。
はるちゃんのトイレの問題は、まさにそのことを端的に表すものでした。
もし愛犬が困った行動をしたなら、その行動をする理由や気持ちを考えてみてください。
犬の訴えに耳を傾けてあげられたら、思わぬ解決法が見つかるかもしれませんよ。
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犬の気持ちを理解するお手伝いを。
ドッグトレーナーの岡元です。
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
愛犬の気持ちがわからない・・・
なぜそんな行動をするんだろう・・・
そうお悩みのあなた。
大丈夫。
理解してあげようとする気持ちがあるなら
徐々にわかるようになるものです。
どうか一人で悩まないで。
ぜひ一度、ご相談くださいませ。
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- トイレ, ミニチュアピンシャー, 子犬