「人と犬の気持ちを大切に」がモットー!
ドッグトレーナー岡元です!
犬の困った行動を改善する方法は、しつけのやり直しやトレーニングだけではありません。
犬の飼育環境を見直す。
つまり犬に働きかけたり、人間側の行動を変えるのではなく、そもそも問題を起こす原因となっている物を取り除いたり、問題の起きる場所に行かせない、という方法です。
しつけのやり直しやトレーニングで行動を変えるのは、基本的に時間がかかります。
もし1年間困った行動を続けていたとしたら、それは1年間その行動のトレーニングを続けたようなものだからです。
習慣付いた行動をやめさせるのは、根気がいります。
しかし飼育環境の見直しで改善できるものであれば、すぐに対処ができる場合もあります。
では突然ですがクイズです。
次のようなお悩みがある場合、どうすればすぐに改善できるでしょうか?
1.お気に入りのバッグを部屋に置いていると、犬がかじって遊んでしまい困っている。
2.目を離している間に、犬が台所に入り、テーブルの食べ物を落として食べてしまう。危ないので止めさせたい。
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どうでしょう、改善策は思い付きましたか?
では答えです。
1.バッグを部屋に置いていると、犬にかじられてしまう悩みについて。
改善策は「バッグを部屋に置きっぱなしにせず、タンスの中にしまうようにする。」
でいかがでしょうか?
そもそも置きっぱなしにしているから、イタズラしてしまうのです。
犬が触れられない場所に片付けてしまえば、かじりようがないですよね。
2.目を離している内に、台所でテーブルの食べ物を落とし食べてしまう。
これについては、以下のような改善策が考えられます。
「テーブルの上に食べ物を置いておかない。」
あるいは
「台所に続く通路に柵を置いて、そもそも台所に入れなくする。」
といった方法で、改善できませんか?
これらは改善策の一例です。
もっと色々な方法が考えれるかもしれません。
もちろん上記例では、根本的に犬の行動をなおした訳ではありません。
しかし例えそうであっても、飼育環境の見直しで改善ができるなら、それでも良いのではないでしょうか?
人間の乳幼児だって、例えばコンセントをいじってしまって危険なら、コンセントカバーをかけて対処しますよね。
それと同じです。
犬が困った行動をしてしまう時、視野を広く持って、飼育環境の見直しで対処できないか考えてみて下さい。
案外、良い解決策が見つかるかもしれませんよ!
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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