前回は、子犬を迎えたらお座りや伏せより、大切なことがある!
というテーマでお送りしました。
以下の2つを、まずは押さえようというお話でした。
1.まずはよく食べ、よく眠らせる。
2.その上で、新たな環境に慣らしてあげる。
今回は、前回のお話の続き。
「新たな環境に子犬が慣れてきたら、次は何をすべきか?」についてお伝えします。
目次
犬と幸せに暮らすための基礎づくり
子犬を迎え入れ、新しい家や家族に慣れてきたなら?
次は将来を見据えてやるべきことがあります。
体の様々な箇所を触るのに慣らす。
一匹で過ごすのに慣らす。
今後出会う、色々なものに慣らす。
これらは、穏やかな犬として育つための基礎作りです。
穏やかに過ごせる犬は、ストレスも減り、困った行動も少なくなります。
犬と人の幸せな暮らしのためにも、ぜひ取り組んで頂きたいです。
体の様々な箇所を触るのに慣らす
体の様々な箇所を触られても平気でいられるのは、とても重要です。
獣医の診察、トリミング、お家での投薬、首輪の装着、お手入れ・・・
犬を触れないと困る場面は、たくさんあります。
子犬のうちから、無理せず優しく、色んな箇所を触ってあげて下さい。
触らせてくれたら、褒めてご褒美をあげて下さい。
体制も色々変えてあげられると、より良いです。
嫌がるところは、フードをあげながら、徐々に慣らして下さい。
触られるのが苦手な犬は、ワシャワシャ激しく触ると余計嫌がるのでご注意。
また、上から触るのではなく、下からそっと触るように。
犬を怖がらせてしまう可能性があります。
一匹で過ごすのに慣らす
常に人とベッタリ一緒にいると、犬はあっという間に留守番ができなくなります。
人がいなくなる「お留守番」と「普段の生活」のギャップがありすぎて、不安を助長するからです。
家に人がいる時でも、意識的に、犬一匹で過ごさせる時間を作ってあげて。
ハウスの中で、リラックスして一匹で休めるようにしてあげましょう。
そのためには、ハウスの環境づくりも大切。
騒音が響く場所や、お外が見える所より、静かで落ち着ける環境を与えて下さい。
出かける時に「いってくるね!」と合図してから出かける必要もありません。
わざわざ、置いていかれる不安や寂しさをあおるだけ。
さり気なく出かけてしまいましょう。
今後出会う色々なものに慣らす
子犬の頃から、今後出会う色々なものに慣らしておくと、穏やかな犬に育てられます。
色々なものとは、様々な人・動物・物(音も含む)・環境です。
これについては、以前「社会化とは?」という記事にしましたので、そちらをご参考下さい。
まとめ
犬を色々なものに慣らすのは、犬のためでもあり、人のためでもあります。
怖いものだらけの犬は、びくびくオドオド暮らさなければなりません。
穏やかに育った犬は、ストレスも、困った行動も少なく済みます。
そのためには、以下3つを心がけて下さい。
1.体の様々な箇所を触るのに慣らす。
2.一匹で過ごすのに慣らす。
3.今後出会う、色々なものに慣らす。
幸せな生活の基礎づくり、いかがでしたでしょうか。
人の都合を押し付けるばかりではなく、犬の気持ちや、彼らにとって良い事とは何か?
そういったことも考えながら、実践して頂きたいと思います。
人と犬の気持ちを大切にがモットー!
ドッグトレーナー岡元です!
大阪で出張型 犬のしつけ教室をしています。
子犬のしつけ、困った行動の改善など
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