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ドッグトレーナー岡元です!

皆さんこんにちは。

ここ数日、大好きなダックスフンドについて悩んでいます。

2匹の子ダックスフンド

それは表記の問題です。

ダックス「フンド」なの?

ダックス「フント」なの?

 

いやまあ、どっちでもいいっちゃいいんですけどね。

もとが外国語なので、聞こえ方の違いなどから、表記にブレがあっても不思議はありません。

でも個人的にめっちゃ気になってます!!

 

というわけで、結構がっつり調べてみました。

 

2018年ダックスフンド or ダックスフント問題

このダックスフンドなのかダックスフントなのか問題。

信頼できる書籍や機関においても、結構表記が異なります。

 

例えばジャパンケネルクラブ(JKC。犬種を定めたりしている大きな団体)では、「ダックスフンド」と濁って表記されています。

対して広辞苑では「ダックスフント」です。

 

良くインターネットでは、ダックスフンドは英語読みで、ダックスフントはドイツ語読みと説明されています。

でもフンドは英語読み・・・というのに「ん?」と引っかかりました。

 

呼び方の元になっている単語表記は「Dachshund」。ドイツ語です。

ドイツ語では最後のdは濁らないので、元の言語から考えると「ダックスフント」が読みとして正しいです。

 

このDachshundを英語に訳すと

Dachsはアナグマという意味で、英語ではBadger(バジャー)。

hundは犬、特に猟犬という意味で、英語ではhound(ハウンド)。

だったら英語ならBadger houndになり、ダックスフンドでは無くバジャーハウンドが英語読みなんじゃないの?

とか思ったりしました。

 

むしろダックスフンド(Dachshund)と濁る読み方は、英語読みというよりローマ字読みと言った方がよりしっくりする気がします。

 

という訳で、ダックスフントはドイツ語読み

ダックスフンドはドイツ語表記をローマ字読みしたものだろう、と判明しました。

 

で、ジャパンケネルクラブと広辞苑の表記の違いは何なの?

冒頭に書いた通り、ジャパンケネルクラブではダックスフンド

広辞苑ではドイツ語読みのダックスフント。が採用されています。

他にも色々な本やホームページで表記のブレが見られますが、とりあえずこの2つについて考えてみたいと思います。

 

この表記の違いについては、複数のホームページやブログで、以下のような推測がされていました。

ジャパンケネルクラブは、イギリスで誕生し、ついでアメリカで発展した団体がもと

 イギリスもアメリカも英語圏だから、それにならって英語読みで表記しているんだろう。

 広辞苑は辞書なので言葉を大切にしており、元々の単語に準拠したドイツ語読みなんだろう。

といった感じです。

 

でも! ダックスフンドは英語読みちゃうやん! ドイツ語のローマ字読みやん!!

なので、イギリスもアメリカも英語圏だから・・・という推測は当てはまりません。

ついでに言うなら、ジャパンケネルクラブとイギリス・アメリカのケネルクラブに、直接的な繋がりはありません。

 

しかもあくまで推測に過ぎない模様。

ジャパンケネルクラブや、広辞苑を作っている岩波新書に、直接聞いた訳ではなさそうです。

 

ほんとのところはどうなん!?

って思いましてね。

 

聞いてみました!

ジャパンケネルクラブと岩波新書に。

 

ジャパンケネルクラブに電話して、ダックスフンドと表記している理由は何か?と質問しました。

すると難しいこと聞きますね~、と笑われながらも丁寧にご回答頂けました(笑)。

 

窓口でご対応頂いた方によると

「厳密な表記のルールは無く、ダックスフンドもダックスフントもどちらが間違いというものではありません。

 ジャパンケネルクラブでは、ダックスフンドで統一しています。

 しかし深い意味は無いと思います。

 

はい! 深い意味ありませんでした!!

 

岩波新書の方は、メールで問い合わせをしており、回答待ちです。

「なぜ広辞苑の記載はダックスフンドではなくフントなのか?」という小学生の様な質問に回答頂けるかわかりませんが(笑)。

しかしこちらも、そんなに意味無かった!となったら悲しいなあ。

辞書なので、何らかの厳密なルールがあると思うんですけどね~。

 

ともかく、ダックスフンドでもダックスフントでも、どちらでも良さげとわかりました。

しばらく悩んでいたの何やったん・・・。

 

最後に、世間一般的にはダックスフンドとダックスフントのどちらがよく使われているのか?を調べました。

と言ってもグーグルでの単語の検索数を調べただけですが。

 

結果、

ダックスフンドは、約4,660,000件

ダックスフントは、約2,070,000件

「フンド」の方が倍以上多いと判明しました。

※2018年4月20日 21時頃の件数。

 

というわけで、当ホームページでは、世間様の認識とジャパンケネルクラブでの登録名を参考に、これまで同様ダックスフンドと表記することと致します。

まぁ個人的には、元のドイツ語の読みを大切にして、ダックスフントにしたい気もしますけどね~。

もしドイツ語学者さんに聞いたら、絶対ダックスフントでしょ!!

って言われるんやろなあ(笑)

 

それでは本日はこれにて!

もし岩波新書から返信が来たら、またお知らせ致します!

 

 

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