「人と犬の気持ちを大切に」がモットー！
ドッグトレーナー岡元です！
先日、トイレのしつけの基本は「成功を褒め、失敗させない」のが重要と書きました。
今回は、じゃあ留守番させる時はどうすれば良いか？です。
留守番中「いかに失敗させないか？」
留守番させている間は、排泄を成功しても犬を褒めることができません。
帰ってきてから褒めたら良いと思うかもしれません。
ですが、犬は行動した時にほめられないと、何をほめられたかわかりません。
ですので留守番の時は、いかに失敗させない環境を作れるか？が大切になってくるのです。
失敗させない留守番中の環境作り
犬は寝床を排泄で汚さない習性があります。
外で暮らしていた時代の本能によるものです。
巣穴（寝床）の周りを排泄で汚すと、病気にもかかるし、外敵にも見つかりやすくなります。
そのリスクをさけるため、遠くで排泄していたのです。
この習性をうまく使えば、失敗させづらい環境を作ることができます。
例えばこんな方法です。
クレート（移動式の犬小屋）を用意し、犬の寝床として使います。
そのクレートを、サークル（柵）で大きく囲います。
サークル内は、全面にトイレシートを敷き詰めておきます。
すると、寝床の外は全部トイレなので、寝床以外のどこで排泄しても失敗にはならずみ済みます。
覚えさせられるわけではない
ただし上記の対処法では、失敗させないけど褒められません。
つまりこれだけでトイレを覚えるわけではありません。
じゃあ意味がないかというと、そんなことはありません。
トイレは、成功させ褒められるほど早く覚えさせられます。
逆に、失敗させてしまうほど覚えにくくなります。
留守番時の対処法は、失敗をさせないことでトイレを覚えにくくなるのを防ぐために行うんです。
トイレを覚えさせるには、原則として排泄を成功させてたくさん褒めるしかありません。
ですので可能であれば、トイレを覚えるまでは長時間の留守番はさけたり、連休前に犬を迎えて集中して練習する、などをオススメします。
なお、トイレのしつけについては以下もご参考下さい。
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